認知症ブログ H28.9.19 (内容限定版57)

コウノメソッド実践医 1
除籍1、非公開化4
9月9日からチェック表を公開実践医にチェック表を配信し、FAXで名古屋フォレストクリニックに回答を返信していただいています。その結果、自分の意思で実践医を除籍1名、非公開化4名(いずれも本人希望)となっています。

除籍となった先生は、非常に患者数が多く点滴療法に対応できないという事務的な理由などがあるようです。開業時は、認知症への正しい対応ということで早くから実践医になっていただき、大車輪の活躍をしていただきました。現在は、もともとの本職の患者が増え、コウノメソッドも神経難病領域の治療ができるようになってきたため、畑違いの患者に対応できなくなったもようです。残念ですが、このように開業後コウノメソッド患者に対応できなくなるということはよくあることで、自己判断で脱退していただくのはよいことだと思います。

現在、コウノメソッド実践医は361人めが登録最新番号ですが、361人が実働しているということではありませんし、日本医事新報社に掲載許可をした医師は約170人です。実践医は、患者のほとんどが認知症という、バリバリの専門医ばかりではありませんし、モンスター患者さんについても小耳に入れており、不愉快な思いをする実践医もいるようです(下記参照)。

公開実践医へ9月9日からチェック表をメールしております。その返事が9月14日までの80人からしか届いていません。締め切りを過ぎると、自動的に非公開となり地図からお名前が消えます。また日本医事新報社第四弾の巻末のお名前も3刷から削除となります。患者さんは、藁をもすがる気持ちで公開実践医にたどり着きます。勉強を継続できない先生は、いったん非公開で休んでいただき、やる気のある・信頼できる医師だけが残る、これでよいと思います。

この10日間、公開実践医の皆さんから肉筆のご回答をいただき、それを読むことで皆さんと高級ホテルの大会場で懇談できたような気分になれました。我々は製薬会社とは癒着していませんので、高級なパーテイーはできませんし、いつも交通費を自腹で出していただいています。しかし、困難な状況の中でも本当に難病の患者さんを救いたいという気持ちは一致しています。また第二回目のチェック表を10月中旬にお送りし、みなさんの回答を読むことを極上の喜びにしています。

コウノメソッド実践医 2
モンスターご家族の実態。患者さんサイドにもマナーを求めます
名古屋フォレストクリニックを一度受診すると、自分は地元の実践医に特別扱いしてもらえると思ってしまうご家族があるようです。この方々は、河野医師の弟子なのだからと実践医に対して高圧的で、社会的に失礼な態度をとることがあります。

モンスターご家族は、もともと社会的に非常識な方、もともと精神科疾患をかかえた介護者というパターンが多いようです。「その処方は、河野先生の著書とは違う」というような反発をして、診療の阻害になります。実践医のやり方が医学的に本当に間違っているならまだしも、この対応をされると実践医はやりきれなくなるでしょう。

こういった患者が増えると、実践医のモチベーションを落とすことにもなりますので、社会のルールとしてモンスターご家族は自制していただかなければなりません。心配なのは、遠方から来られるご家族も認知症初期と言うケースです。認知症爆発の時代において、心配事は山積します。

コウノメソッド実践医が、ますます信頼される時代になってきているとすれば、今回のように実践医の襟を正すシステムを継続すると同時に、河野医師だけを信奉し実践医は信じないというご家族は、いくら遠方であっても名古屋フォレストクリニックへの通院をしていただくか、地元のかかりつけ医は自分で探してもらい、実践医は紹介しないということにさせていただきます。名古屋フォレストクリニックしか信じないというのなら車椅子であろうとストレッチャーであろうと名古屋に通院するのがスジです。

また1回名古屋フォレストクリニックに初診したあと、地元の実践医に通い始めたのに、名古屋フォレストクリニックに質問FAXを繰りかえす方がいます。私がFAX返礼するのは、私の薬で副作用が出たときのみです。質問があるなら再受診が原則。遠方なのでいけないという理由は受け付けられません。いまの主治医に質問し、わからなければその医師が私にメール相談するのが原則です。主治医は原則1人です。

モンスターの実例と実践医からの苦情
(引用開始)河野先生を慕うあまり、眼前の医師の意見が聞こえなくなっている患者さん(ご家族)がいることが困っています。

以前にも相談させていただきましたが、「主治医はあなたではない、河野医師だ」「コウノメソッドの本では、胃や心臓も治したほうがいいとは書いていない」(この実践医がたまたま内科合併症を見つけて治療しようとしたとき)、「コウノメソッドの患者だ。待たせるのはおかしい。お前はそんなに偉いのか」など当院や私を否定するかのような発言をされます。各実践医には都合があり、認知症の方ばかりを優先できない事情もあります。

もちろんご家族は必死であり、河野先生を慕っている点は承知しています。しかしこのような受診態度は身勝手です。私も認知症診療の草分けである河野先生を尊敬しており、患者さんへの言葉一つ一つに配慮していますが、このようなケースではスタッフ一同.とまどっています。コウノメソッド実践医を名乗る弊害を感じるとしたら、この点です。

ドクターコウノの判断:申し訳ないですが、ご家族の希望通り診療していただくのが基本です。医師のほうから提案したものを跳ね返された場合、ご家族責任でということでいいと思います。今後は、名古屋フォレストクリニックを初診し、地元に戻られる患者さんには、実践医へのあいさつのあり方についてご家族にお話しておきます。

患者が原因で、実践医を降りるということがあるならば、まったく主客転倒ですから、全力で避けたいと思います。今回、打ち出した方針は、実践医も患者サイドもジェントル(紳士的)で行きましょうということです。チェック表をFAX返送しない先生は、非公開にして利用者が安心できるようにします。

抗酸化療法 1
新FG療法!NAC+フェルガード100Mで、寝たきりから1日で奇跡の生還
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いままで、FG療法と言えばフェルガード内服+グルタチオン点滴のことであった。いかなる難病でも一定の成果が出ていた。関東の神経内科医によって、アメリカのサプリメントであるN-アセチルシステイン(NAC)はグルタチオン前駆物質だから胃酸に分解されずに脳血流関門も通過できるし、コウノカクテルが効かなかった多系統萎縮症でも効果が出たと報告を受けた。
名古屋フォレストクリニックでは、NOWのNACを購入し、いままでに60ボトル販売した。なかなか自費点滴はしてもらえない状況の患者さんには朗報である。

8月26日、九州から2人の息子さんが来院した。父親は入院中で瀕死の状態だという。そのとき顔写真はなく、MRI画像を見せてもらったが、4年前から毎年意識消失、現在もレストレスレッグ症候群、振戦、まじめな性格があることなどからレビー小体型認知症+腦血管性認知症と診断。

フェルガード100M2本とNAC2カプセルを推奨。夜中に叫ぶので強いフェルガードでなく100Mで開始とした。そして彼女たちはもう来ないだろうと思っていた。

3週間後、また相談料を払ってでも改善の報告に来てくれた。1か月寝たきりだった父親が、サプリメント服用の翌日から目を開け、自分で食事。4日後には午前中ナースステーションで過ごし、食堂で自分で食べるようになったという。治療前の顔写真はないものの、回復直後の顔を見せてもらうと、しっかりした目つきだった。主治医からアリセプトと抑肝散が出されていたので、アリセプトを2.5mgに落としてもらうように助言した。

このように、アリセプトと言う阻害因子が出されていても、抗酸化隊は敵を撃破する。また、精神科入院中の患者の場合、かなり強い抗精神病薬を処方されていても家族がフェルガードを運ぶことで1か月以内に退院できる。

NACの購入方法 アマゾンではなく、Yahooのトップページに、NAC NOWの二単語検索すると、トップに出てくるので、それを購入する。1週間で到着する。できない方は名古屋フォレストクリニックで扱っています。

KONO METHOD dermatology 1
フラナガン水素の適応症拡大へ
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フラナガン水素カプセルの開発者は、そもそもアトピー性皮膚炎単独ではなく、酵母食品マニアでそればかり食べていたために遅発性アレルギーをおこし、フラナガンを1日6カプセル飲んで半年後に完治したという状況であった。

開業医2件に臨床治験を依頼したところ、アトピー性皮膚炎単独で1か月後に改善した患者は約半数。私は5日で改善がわかったが、息子は、まだ効いたとははっきり言わない。このように個人差があるようだ。今回小川説郎実践医からうれしい報告があった。

(引用開始)「ハイドロマイトA10Pに関してですが、じんましんの24際男性に試しました。タリオン、セレスタミン、プレドニンなどや、気管支の収縮で入院までした患者が、服用しだしてすぐに症状が消え、もうすでに数か月経過しましたが、再発はありません。TARCを測ってみます。すごいです。(引用おわり)

次は、認知症の母親を名古屋フォレストクリニックに連れてきていた女性である。
(引用開始)46歳女性です。A10Pを始める前にTARCを測ってみましたが、449でした。7月から服用を開始。最初は6カプセル、10日後から4カプセルにしました。その結果(いま9月に思い起こすと)あせもが予防できたと思います。毎年夏は、ひどいあせもで、なやんでいました。子供の頃からアトピーで、いまも膝の後ろは赤いです。金属アレルギーもひどくて、それにも効くのを楽しみに飲んでいます(引用おわり)。7892daughter

9月14日までに19名の医師から資料請求があり、送りました。今後も、効果、副作用などの報告をお待ちしています。
名古屋フォレストクリニック FAX 052-624-4005

LPC症候群1
レビー小体型認知症から始まった誤診マーチの末、PSPとの結末
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4年前、76歳で初診した女性は、改訂長谷川式スケール27で妄想があった。ややアパシー顔貌になる瞬間があり、気になっていたがふつうにレビー小体型認知症だろうと思っていた。処方で、歩行も妄想も完璧に改善していたころが、左の写真である。

その後、やせてパーキンソニズムが増悪し、ピック病のような行動が出始めた。ちくわを全部食べてしまった事件からおかしかった。今回、自宅でパジャマを半分穿いた状態で倒れて起きられなくなっているところを発見、救急搬送されて入院した。主治医から照会状がきたので、入院中MIBG心筋シンチしてH/M比が1.6以下かどうか調べてほしいと依頼しておいた。

当院外来復帰すると、H/M比は非常に高くて、PSPかFTDでしょうとのコメントだった。このように心筋シンチは、8割の精度でDLBとPSPを鑑別できるのだが、私は全国の開業医にどんどんやりなさいとは言わない。結果として私のやってきた処方は間違いないのだし、患者に迷惑はかけていない。間違いの処方とは、ドネペジルを処方することである。それをやったら彼女はもう生きていないだろう。

彼女から、PSPのイメージをまた勉強させてもらった。初期のアパシーがやはりヒントだったのだと思う。あれは、DLBの傾眠ではなくPSPのアパシーだったと思う。傾眠とアパシーの治し方は、いずれもシチコリンなので、コウノメソッドの対症療法は間違いをおこさない。

LPC症候群2
パーキンソニズムと認知症は遺伝子的に近い?
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脊髄小脳変性症(SCA)を調べているときに、遺伝性SCAにはHarding分類と言うのがあって、3型あり、ADCS1というのは、錐体外路症状と認知症を合併すると書かれてあった。

FTDP-17という前頭側頭葉変性症は、パーキンソニズムが合併している認知症である。MSAにもMSA-Dという認知症先行する稀なタイプがある。MSAは難治ではあるが、パーキンソン病治療薬で歩行が改善する患者、時期がある。

パーキンソン病は、やがて認知症になることがありPDDと呼ばれている。アルツハイマー病変はない。レビー小体型認知症にはアルツハイマー病変がある。このような背景から、パーキンソニズムと認知症はなんらかの関係があるように思える。

生化学的には、ドパミン欠乏とアセチルコリン欠乏だが、この二者には天秤の関係があるという神様のいたずらが仕掛けられていて医師を困らせる。そのわなにまんまとはまっているのが神経内科である。PD治療薬とドネペジル常用量を併用するというめちゃくちゃなことをする。

LPC症候群3 (神経内科医のコウノメソッド実践医)
LPC症候群でいいのだと思うようになりました。
PSPの非典型例の診断は、非常に難しく思います。最近は私も、無理に鑑別する必要ないんじゃないかと考えるようになりました。DLBかPDDであればアリセプトとリバスタッチ(中~高用量)を使わずに、レミニール少量かリバスタッチ極少量で開始してフェルガードとNACを追加するだけでスタートすればいいと思うようになりました。

LPC症候群4 
ピック切痕のある凶暴なレビー小体型認知症。精神科入院へ
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非常に悩ましい79歳の患者である。1年2か月前から通院。振戦、傾眠、幻視、妄想がありレビー小体型認知症以外の何物でもないと思っていた。前医の情報ではMMSE12だったが、1年たったいま0点(無言症)で医療保護入院の求めが家族からおきた。

彼女の幻視、妄想が強くなった1つの要因は、彼女は目が不自由だという点があるだろう。初診時は、家族だけが相談に来て、アリセプトを飲まされているとのことだった。昨年ご主人が亡くなってから、長女と夫が肉体関係にあり、5日ごとに秘め事をしているというリアルな妄想を1年たっても言っている状況である。私は、アリセプトはとんでもないから医師を変えたほうが良いと助言し、リントンを自費で持たせ、100Mを投入した。

その後本人が通院開始し、リントンで振戦は悪化し、ウインタミン、ドパコール、ドネペジル1.67mg、アロチノロール(首振りを減らすため)を処方していた。しばらく、平和だった。

それから1年たち、介助歩行なのに自宅から飛び出して行方不明となり道端で倒れているところを近所の方が助けてくれた。最初は目がほとんど見えないので出てゆかなかったが、最近はカギを開けて出るという。妄想に突き動かされて出てゆく。自分は、これから結婚する娘だと思っていて嫉妬妄想の深さは尋常ではなかった。

CTでは後方型萎縮であり、眼窩面萎縮もなく、とてもピックと思えるものではない。ただし、ピック切痕がある。軽度のピック病なら(とくに万引きするタイプ)ピック切痕だけが重要なピック病診断の決め手になるのだが、彼女は高齢でありほかの所見は合わない。AGDの可能性はあるのだが。最近使っていたリバスタッチもかゆいと言って貼ってくれなくなった。DLBのピック化と考えられる。(DLBのLPC化という言い方をしてもよい)

ついには自分が打っているインスリンを娘に打とうとするほど凶暴となり、入院させたいということになった。糖尿病がなければ、ジプレキサは出したかったほどである。シチコリン500mgは打っておいた。前頭葉型認知症以外が入院するというのは、私には反省材料である。もっと診察回数を頻回にして処方を微調整すべきだったと思う。最短でも56日処方しないと患者が回らない時期だった。

倒れる患者に、眠気をおこすセルシンは使いたくない、リスパダールは大嫌いだ、リントンはだめだった、ウインタミンを増やすという手はあったが介助歩行だったので後手に回った。糖尿病があると非常に苦しい。セロクエル、ジプレキサが使えない。ひょっとするとニューレプチル細粒3mgが効いたかもしれないが、やはり転倒が怖かった。

前頭側頭葉変性症(FTLD)1
人道主義のケアマネが施設スタッフを疲弊させる
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認知症の人の人権を守る。そういうことを私は十分わかっているつもりである。59歳男性、猛烈な大脳萎縮があるピック病。その施設も初めてのピックで苦労していた。そこにいたのが、初老の女性で、ものすごく人道的なケアマネだった。彼女は、いつも施設長とともに名古屋フォレストクリニックに患者とやってきた。

患者は、早く職場に復帰したいと訴えつづけた。私の質問には全く答えず改訂長谷川式スケールも不可能。体が大きく、こちらに迫ってくるので怖い感じもした。鼻息も荒い。いつも苦悶表情で近寄りがたい雰囲気だった。ほかの利用者も怖がっていた。診察が終わっても出て行ってくれない。

私は、ひたすら彼の不安と愁訴をとるために抑制系を処方し続け、施設長には、この患者が看られるようになれば施設もレベルが上がるからがんばれと施設天秤法を教えた。少しでも副作用が出てふらつくと、人道主義のケアマネが許さず、ヒステリックに名古屋フォレストクリニックにFAXを入れてきた。これではスタッフも私もたまらないと思った。

ピック病とは何かということがわからずに、患者の人権だけを訴えるケアマネの存在は浮いている。文学だけでなく医学も勉強し、スタッフや他の利用者の人権、医院への迷惑も考えられるバランスの取れたケアマネになっていただきたいものである。最近はようやく患者も落ち着いた。

前頭側頭葉変性症(FTLD)2
巨大なピック切痕
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10か月通院している86歳男性。改訂長谷川式スケール12でシルバーカーを頼りに歩いている。同居の奥さんがリバスタッチを貼る能力がないということで、前医のメマリーを10mg以下なら継続してよいと説明し、フェルガード100Mを推奨した。

頑強な高齢者で、股間に40分ドライアを当てているという常同に近い行動があるという。その原因は、股間がべとついているという妄想のせいである。リントンを出したいところだが、朝0.3mg、夕0.5mgで効果がなかった。

リントンだけ増やすとパーキンソニズムの心配があるので、今度はウインタミン4+4mgを併用。易怒があるというので、3回目の処方はウインタミン6mg×2単独にした。結局、家族はこれで満足したので、ウインタミン4-6mgで継続とした。病理基盤はAGDと思われるが、ピック切痕が非常に大きいので紹介した。

前頭側頭葉変性症(FTLD)3
ぬいぐるみを手放さないのは、妄想のせいか二度童のせいか
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グループホームで7年診てきた前頭側頭葉変性症(FTLD)である。外出、飛び出しが特徴の患者の、この方のために施設の庭に門を作らなければならなくなったほどである。しかし、対人接触はフレンドリーで暴力や介護抵抗はあまりない。飛び出し阻止のためにウインタミンが著効し、施設長から「ウインタミンLOVE」と言われたほどである。現在、夕方に5mg、ベンザリン5mg
寝る前だけの処方である。

スタッフが、子供が使っていたぬいぐるみを提供したところ、片時も手放さず、自分より先に食事を与えようとするという。ここ3年笑い上戸だが、CTを確認したところ、FTD-FLD typeではなくやはりピック病(側頭葉も萎縮)だった。人物誤認(?)、妄想、二度童、いずれの原因でぬいぐるみを子供と思ったのか考察が難しい。彼女は、子供歩きをするわけでもなく、大人のしゃべり方をするので二度童というかんじではなく、やはり笑い上戸である。言ってみれば、母性本能性妄想と言うべきものであろうか。

レミニールの話題1
CTを見なければよかった。診断に迷ったらドネペジルはダメかも。
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アルツハイマー型認知症か前頭側頭葉変性症(FTLD)かどうもわからなくなる患者がいる。改訂長谷川式スケール21で遅延再生が5/6取れると、ATDの可能性はかなり低くなる。しかし彼女は若くはない。75といえば、まさにATDの後発年齢。しかも前頭側頭葉変性症(FTLD)の症状はまったくなく、易怒にはグラマリールが合いすだった。

私のスタンスは、迷ったらまずATDと考える。なぜなら頻度が多いからである。絶対にATDならドネペジルが一番安心である。安心というのは、用法用量を守らなければという前提である。しかし彼女はどんどん悪化。3回目の外来で早くもレミニールにスイッチ。4回目の外来で劇的改善を確認できた。こういった、思い切ったスイッチは、息子さんの病状把握が正確だから可能になる。

初回からドネペジルを処方したにもかかわらず、悪化してきたときは肝をつぶす。
はやく断ち切らないととんでもないことになる。こんなとき、ドネペジルを10mgに増やせというのがエーザイお抱えの教授の講演である。それをやったら一大事になったであろう。

中核薬3成分が、かように性質の違いを見せつける患者は多くない。選択を間違えると天国と地獄に分かれるということを思い知らされる患者を一日も早く教授連中に味わってほしいと思う。ほかの医師を指導する立場なら、自分が臨床をちゃんとできているか自答してほしいものである。答えは外来診察室にあり、教授室ではない。論文で教授に選ばれた人たちだから、そもそも無理な注文であろうが、患者がたまったものではない。臨床教授制度が普及するのを望みたい。

KONO METHOD INTERNATIONAL
日医ニュースが河野著書を紹介
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前略 随分ご無沙汰致しております。平素大変お世話になっております。さて、9月5日付日医ニュースに、河野先生のご高著「コウノメソッド流 臨床認知症学」が書籍紹介欄で紹介されておりました。ようやく日医もコウノメソッドを認めたという事でしょう。大変喜ばしいと思い、お知らせ致します次第です。

点滴療法1
シチコリン カット
日本南部の開業医が、シチコリン静脈注射を全員カットされたそうです。やはり数が多くなると目立つのでしょう。頭部打撲後の意識障害にだけ打つ程度ならカットはされないと思いますが、患者数が多い先生は、自費にしたほうが無難でしょう。地域によっては、なかなか自費が払えない患者も多く、この先生はグルタチオンは無料で打っているそうです。医師の工夫や好意は、簡単に台無しにされるものですね。保険で高額な危険な薬を山盛りに処方しても何も処罰は受けません。

抗認知症薬の適量処方を実現する会 実践的認知症セミナー
日時:2016年10月15日(土)午後5時~午後7時
場所:岩崎学園新横浜1号館リバブルホール(JR横浜線「新横浜駅」より徒歩3分)
講師:中坂義邦先生(新横浜フォレストクリニック 院長)
   平川 亘先生(池袋病院 副院長)
参加費:1,000円
お申込み(法人抗認知症薬の適量処方を実現する会HPより)
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ドクターコウノ2016年講演 
●11月5日(土)夜7:30-9時 徳島県臨床内科医会講演会(徳島県医師会館)
東洋医学的発想・アンチエイジングで認知症を改善させるーコウノメソッド解説ー
問い合わせ:ツムラ 書籍・DVD販売あり。高橋会長の意向で内科医以外にも広くお誘いしています。
●11月6日(日)朝10時―正午 徳島一般講演 徳島駅から徒歩10分「とくぎんトモニプラザ(300席)」認知症介護のコツーくすりの効用と副作用―
●11月30日(水)18:30-19:30 長久手南クリニック認知症勉強会
認知症患者の前頭葉機能を考える

ドクターコウノ2017年講演 
●2月26日(日)第三回認知症治療研究会(パシフィコ横浜)
●3月19日(日)NPO法人 くすり・たべもの・からだの協議会 静岡市 午後2:30から90分(理事長 山田静雄 静岡県立大学大学院薬学研究院)対象:一般市民、薬剤師など
●6月3日(土)19-21時 第4回認知症サポート医等連携の会(千葉県医師会館3階会議室)
●8月20日(日)正午 社団法人抗認知症薬の適量処方を実現する会 第三回特別セミナー 品川 演者:長尾、河野、平川

シン・ゴジラでステッカーを配布
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9月25日(日)シン・ゴジラを観に行った。3回目である。今回は、入場口でステッカーを配っていた。大雨で連休ということもあり、朝8:30ものすごい人が来ていた。高校生が多いのでほとんど「君の名は」が目的だろうと思っていたら、シン・ゴジラも満席になった。もちろんシアターは小さい部屋に格下げにはなっていたけれども。

東京が消滅し、日本がB級の国に没落する危機の中を、日本人ががんばる姿に、やはり涙を流さずにはおれない。脚本の意図をより深くつかみたくて3回の鑑賞は必要だった。3回目が一番感動した。3回目が一番泣いた。無能と思われた臨時の総理大臣が、やったこととは・・・

ハンテイングワールドのボブ・リー氏が死去
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高島屋名古屋店で、いまハンテイングワールドの新作コレクションを特設売り場で大々的に展示していた。そのとき、係員が ボブ・リーが最近亡くなったことを聞いた。ニュースになっていないが、健康だったのに急に亡くなったらしい。

ハンテイングワールドは、はやってもすたってゆく他のブランドと違い、力強く時代を生き抜いているという評価が多い。ボブ・リーは、鞄の耐久性を確認するために自ら同じバッグをぼろぼろになるまで旅行に持ち歩いていた。またジャングルの保護にも力を入れ、いつもチャリテイーに使う商品を販売してきた。

リオデイジャネイロには蚊がいなかった
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名古屋フォレストクリニックの患者さんの娘さんが、リオのオリンピック観光に行った。15か所くらい会場を回ることができ、蚊もいなかったという。

コウノレストランガイド6 名古屋駅のフレンチ:メゾン・ルパン・ミュラ
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大名古屋ビルヂング3階に八事から移ってきたフレンチである。客席数が1/4くらいに減ってしまったためかなぜ移動したのかという疑問がネットで寄せられている。あいかわらず繊細な作品づくりで女性客を魅了していた。

シェフと言うのは、明らかに芸術家である。飽きもせずに同じ絵を描き続ける人もいれば、飽きやすく、画法も妻もどんどん変える人がいる。私が抱くイメージは、シャフは飽きやすい人が多い。せっかく大成功したレストランなのに、ある日チベット料理に変えたり、場所を変えたりして大失敗する。そんなリスクがあっても変えないと気が済まないのだろう。だから名店は早めに行っておかないと消えてしまう。

三國シェフは大成功しているし客も大事にしているが、やはりメニューが古い。こういうものだと思ってミクニに行き続けておれば気づかないが、ほかの店に行くとわかってしまう。私が、どうしてもまた行きたいと思う店は、3つしか残っていない。それは、池下、八事、伏見になる。

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ついにスマホにしました
ガラケーを捨てて、iPhone7に変えました。LINEをダウンロードしたら、私のケータイ番号を残していた古いお知り合いが大勢入ってきて驚きました。現在、お付き合いしていない方々には、こちらからLINEでメッセージするつもりではなかったので無視してください。