認知症ブログ H28.10.4号 (内容限定版59)

認知症治療研究会1 
東北、関東、関西支部、続々と立ち上げ
9月24日(土)夜、ポートピアホテルにおいて有志による会合を行い、河野医師同席のもと関西支部を立ち上げることを決定した。1月に実行委員会を開き、来年8月27日(日)第一回講演会を新大阪で開きたい意向である。代表は、ももクリニックの後藤克子医師に決定された。

サプリメント 1
プロルベイン6カプセルが、CBDの感情面・疎通性に著効
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7年前に初めてプロルベインDRの話を聞いた。宮崎医大の教授が20年以上前に発見した赤ミミズの内臓成分が、動脈硬化巣を退縮させる。これはすごい作用だと驚いた。「ヒトは血管とともに老いる」というように、動脈硬化を治すということはまさにアンチエイジングの際たるものである。それ以来、これはきっと腦血管性認知症に一番効くのだと思っていた。

その後、漢方の神様だった故広瀬滋之先生(愛知県刈谷市)が、ルチン、キトサン、田七人参も配合しなさいとカイン(奈良市)に助言して商品が出来上がった。その後、ある精神科医がうつ病に使ったら1000人中、ほぼ全員改善との驚くべき情報をえて、なぜうつに効くのかわからなかった。漢方は、いまだになぜ効くのかわからないものが多い。

もし大学で興味がある医師がいたら、プロルベインはそもそもカプセルなので容易に二重盲検が可能である。ぜひうつ病への臨床試験をお願いしたい。厚労省公認サプリとなって普及すれば、抗うつ薬の副作用で悩むことはなくなるし双極性障害の躁期にSSRIが殺人を助長することもなくなるだろう。

9月27日は、プロルベインDRで改善した患者が2人きた。彼女は55歳の皮質基底核変性症である。6週前には写真のように無言で前倒れをおこし、寝たきりに一直線だった。いままでフェルガードも服用していたが病勢をはねかえすにはいたらず、「プロルベインDRは変性疾患にも効くはず」との私の願いどおり、プロルベインDRへのスイッチで、よく笑うようになりデイサービススタッフを驚かせているという。

その変化は、診察室に入ってきた瞬間にわかった。姿勢がいい。自然の笑みである。まるで魂がはいったような感じである。Pick complexとしての二度童で、無意味に笑うのではなく相手の言葉に対して笑うし、なにか返事するようになり、アプローズサイン(ちゃんと3回の拍手で止められる)もなんと正常化していた。

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そして次に繰り出すのがNACである。感情を取り戻した彼女に、今度は歩行力をつけるためにN-アセチルシステイン(グルタチオンの前駆物質)を推奨した(安いので)。YahooのトップページからNAC iHerbで検索し、600mg250カプセル入り(2593円、83日分)を自分で購入し、1日3回1カプセルずつ飲む。

名古屋フォレストクリニックでは3000円(税込み)で販売中。送料もかかるし、国内ストックがないとアメリカから1-2週待たされることを考え、買ってゆく方が多い。シミはとれるので健康人も服用可能。

補遺:彼女は現在要介護5、改訂長谷川式スケール0である。ご主人の希望で国立病院A神経内科で精査を受け、アルツハイマー型認知症の診断。ご主人と息子さんがこの診断に非常に怒られ、次に国立病院B神経内科で非アルツハイマーとの診断だった。

LPC症候群1 CBDの介護
突然倒れるから介護者が対応できない。娘さんが骨折
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この75歳男性は、1年半通院しているがCBDを疑っている。急に転倒するので、先日娘さんが助けようとして一緒に転倒。患者ではなく娘さんが指を骨折してしまった。PSP,CBDは、DLBと違って突発的に倒れるので、助けるのが難しい。彼らの筋力を向上させる薬をパーキンソン病治療薬以外で探すのが、神経科学の急務である。

彼は椅子でないところに座る、食べ方がわからないなどの症状があり改訂長谷川式スケールも初診時9から0へ急激に悪化した。NACを勧めたが吐きだしてしまう、カプセルを外しても飲んでくれないということだった。根性を出して(食事混入などで)飲ませないといけない。


サプリメント 2
PNFA-CBDにプロルベインDRが10日で奏功
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6年前の61歳の時から通院している進行性失語の方である。なにもしゃべらないので、PNFAということになるが、私はPNFAの場合の病理基盤は、第一にCBDを想起する。PNFAはSDに比べて少数派であり、CBDはPSPに比べて少数派なので、PNFA-CBDという組み合わせは忘れてはならないスペシャルな患者なのである。

今年の4月、食事中に眠り、前かがみになっていたという。夫は右手をあまりつかわなくなったという。重症なので、ひもを結んで、と言っても運動機能以前の問題として通じない。私の浅い経験では左右差を検出するまでは、なかなかCBDと言い切れない。このころからCBDではないかと思うようになった。

その3か月後、必死で治そうとする夫にプロルベインDR4カプセルを提案した。90日後、相変わらず介助されながらの入室であったが、すぐに改善したとわかった。目に力があり姿勢がよい。ご主人によくなったのではないかと確認すると、10日ですぐに座位保持ができるようになったという。

6年前にすでに無言症で、歩き方もわからないような患者が10日でしゃきっとするというのは、プロルベイン恐るべしである。今後は、変性疾患に対してフェルガードとの使い分けをどうするかということが課題である。

サプリメント 3
病理基盤がピックのLPC。プロルベインDRで食欲復活。目に力、笑顔。
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4年2か月通院している75歳の頑強な男性である。4年2か月通院しており、現在施設にいる。いまや要介護5であるものの、いまだにコントミン12.5mg錠4錠が必要である。ほかにレミニール4mgと食欲にプロマックD2錠を処方していた。フェルガードも服用していた。

7月5日に、娘さんが同じ処方でいいというのだが、自分で食べなくなったというので、コントミンを2錠に減らし、プロルベインDR2カプセル×2を推奨した。プロルベインの抗うつ作用ならピック系でも興奮させずに覚醒できるだろうと思った。
3か月後、食欲がすごく出て、自分でもスプーンを持つようになり、目に力が出て笑顔を見えるようになったという。4年以上診てきて彼が明確に改善したのはプロルベインが初めてだった。

岩田明 実践医(愛知)が、精力的に著効例をブログで発表しているが、プロルベインDRを使っている患者が多く、私もプロルベインの経験数を増やそうと思っている。彼にはいずれ認知症治療研究会でプロルベインの症例をまとめていただく予定である。変性系にはフェルガード、虚血系にはプロルベインと思ってきたが、枠組みを組み直す必要があると感じている。

サプリメント4
フェルガードで白髪が黒くなるのは当然の結果
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フェルガードは、抗酸化物質のフェルラ酸が入っている。そのため白髪が黒くなる人がいる。なぜか服用した人全員にはおきない現象であるが、この89歳男性は関女性がいいのか毛髪量までぐんぐん増え、毎月散髪に行くようになったという。

彼が服用しているのは2年前からフェルガード100Mである。100Mはガーデンアンゼリカ(アセチルコリン系)含有がもっとも少ない部類であるが、抗酸化系はフェルラ酸であるため、白髪の黒化については他の強いフェルガードと同じなのであろう。

サプリメント5
シチコリン点滴無効の脳梗塞後アパシー。NACで起死回生!母戻る。
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9月12日に報告したPSP+NPHの78歳女性。大きな脳梗塞がおきてアパシーとなり、不機嫌で笑わなくなった。シチコリン1000mgを打ってもまったく効かなかった。

そこで、アセチルコリン過剰を整理するために、リバスタッチ9mgを4.5mgにいったん減量し、N-アセチルシステイン3カプセルを購入してもらった。その結果、昔の母親に戻ったと、息子さんは大喜びだった。

腦血管性うつ状態という言葉があるが、本当はアパシーのケースのほうが多いのではないか。アパシーなら抗うつ薬は、むしろよくない。脳血管性アパシーには、このケースでは効かなくてあせったが、NACがあって本当によかった。シチコリンが効かないとふつうめげてしまうところだが、MSAでコウノカクテルよりNACが効く患者がいたという情報をしっかり覚えていてよかった。

彼女はNACカプセルも飲めず、粉をご飯にまぜて摂取したくらいなので、新横浜セットのタチオンは飲めないし、自費診療もできないということで厳しい状況に追い込まれた症例だった。まさに起死回生だった。NACを自分でネットで買ってくださいというと長いと10日かかることもある。彼女はすぐに飲まないといけなかった。

KONO METHOD INTERNATIONAL 1
92歳の絶望的食欲不振にスルピリド50mgが著効
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8年以上通院している超高齢者である。膝が歩くて車いすになっているが、7月5日に、まったくお腹がすかないと食べなくなったという。梅干しのようにちぢんでしまって、ふつうだったら92歳だから老衰でしょう、かたづけられるところである。

コウノメソッドには食欲セット(ドグマチール50mgを30日で撤退、プロマックD1-2錠)があり、彼女は舌苔は正常で味覚はあるということなのでスルピリド「サワイ」だけを処方。かつて本態性振戦があった人だが、歯車現象を確認して、まったくなかったので84日ぶっつづけで処方。アリナミンは打ったが、シチコリンは打っていない。ラコールは14袋処方した。

その結果、太って若返った。先回の写真を見て私も驚いた。ドグマチールは、容易に薬剤性パーキンソニズムをおこす怖い薬である一方、軽度うつや食欲には著効する必須アイテムである。用量は1日3錠となっているが絶対に守ってはいけない。今回振戦の既往があるというだけでドグマチールをあきらめてしまったら、彼女はあのまま死んでいたであろう。当然、今回でドグマチールは終了した。

コウノメソッドは、怖い薬を少量使うことで、古くて安い薬価の薬の価値を再生し高齢医療に生かしている。高齢者に高額な医療を行ってはならない。まだ働ける患者には高額な医療費を払ってもよいだろう。政策にはメリハリが大事である。ちなみにスルピリド50mgは6.3円。彼女は530円で生き返ったのである。

学会ばかり行っていると古い薬の情報は入ってこない。学会は医療費を吊り上げる元凶そのものである。学会がなければ医療費は上がらない。

前頭側頭葉変性症(FTLD) 1
ふりむく、毛髪を切らない、はピック症状
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1年半前に初診したピック病である。初診時改訂長谷川式スケール4.5。なぜ低いかと言うと語義失語があるからである。前頭側頭葉変性症(FTLD)は、名の通り前頭葉と側頭葉がセットで萎縮するから、最終的には皆、語義失語のあるピック病という病態に収束してゆく。

フェルガード100M2本で改善したし、遠方なので処方なしで半年ごとに診ている。今回改訂長谷川式スケールの際に、頻回に後ろにいるご主人に助け舟を求め、毛髪は染めているが美容院にいかなくなっていた。

改訂長谷川式スケールは3に低下。つまり3単語の復唱以外は全滅と言う典型的な意味性認知症の姿である。幸いに反社会行動はなく、100Mだけでさらにおちついていてご主人も問題視していなかった。もし近隣の医師にかかってアリセプトを出されたら、めちゃくちゃにされたであろう。ご主人が焦って医師に化合物を要請しなかったのがよかった。

さて、この振り返り現象がアルツハイマー型認知症の特徴だと書いた医学書がある。この著者は前頭側頭葉変性症(FTLD)の経験数が少ないのであろう。海馬萎縮伝説もそうだが、FTLD経験の少ない医者が本を書くので「なんでもアルツ」になってしまう。とくに教授がこういうことをすると社会的責任は大きく、「なんでもアリセプト」につながりエーザイの思うつぼである。

鉄則:ものすごく海馬が萎縮した患者は、むしろピックである。ピックにアリセプト(ドネペジル)は禁忌。ご家族は、ピックスコアをつけてみて4点以上だったら患者はアルツハイマーではなく90%前頭側頭葉変性症(FTLD)です。易怒があればアリセプトはやめるか半分くらいにして別の医師にかわってください。

アルツハイマー型認知症1
レミニールの長期効果と思われる2年間の悪化阻止
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レミニールはアルツミックスにおいてドネペジルより有意に効果的である。また2年後にはMRIでの海馬萎縮抑制効果(男性で有意差、女性で傾向)を認めている。従ってレミニールはアルツハイマー型認知症に対して2年以上適量を続けるのは有意義と推定される。

彼女は2年通院している80歳女性。さすがに杖と介助であるが、構音障害なし、嚥下障害なしで、デイサービスに週3回通っている。ビンスワンガー虚血は結構高度な状況であり、食欲が夏から落ちているため、歯車現象がないことを確認して食欲セットを開始した。最近ヒデルギンが製造中止となったため、腦血管性認知症に対する戦略は新しいものが渇望されている。

いまのところ私は前頭側頭葉変性症(FTLD)とアルツミックスへの第一選択にレミニールを考えている。レミニール4mg内用液を使用し、最初は必ず5日間ナウゼリン10mgを食前投与する。念のため20%を台所に捨てるように介護者に言っている。その対策のおかげで、ここ1年以上レミニール嘔吐を経験していない。ピック病には朝1本だけにする。(レセプトは通らない)

レミニールが効いたら増量せずに継続するが、愛知県は危険地帯なので4本処方して何本服用するかは私が指示している。1日3回飲むのも安全でなかなかよい。やはり8mg×2はきつくて飲めない患者がいる。

アルツハイマー型認知症2
環境が人を変える
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1年半通院している83歳女性。最初から1人で通院しているが改訂長谷川式スケールは23のアルツハイマー型認知症である。独居で知的な方であり、美術館に行ったり、電車を乗り継いだりしてやってくる。最近は、1枚のカードで乗り継げるから認知症の予防にならないわね、などと知的な発言をする。教育者なのだなと感心する。

文化教室を自宅で開催しており、張りのある生活が認知症の進行を抑制しているようだったが、生徒から質問されるとパニックになるという。夕方症候群の傾向もあり、夕方に調子悪い。

処方は、ドネペジル5mg、ニセルゴリン1錠朝である。つまり1日2回以上は飲めないのである。初診時に比べるとずいぶん服装がおしゃれになり、髪形もきれいなので若返ったねというと、やはり生徒がやってくるから若返ったのだと言っていた。

私も息子がいるから最近の曲を知っているし、スマホも教えてもらえる。若い人との交流は実にありがたいものである。おしゃれな母親だと娘の服を借りたりするし、そのサイズに合うように痩せようとしたり、刺激があるものである。私は彼女が生徒の前で恥をかくことを心配していたが、彼女はそのリスクを乗り越えたようだ。

「そろそろやめたほうがいいのではないか」という発言は、よくよく考えてしたほうがよいと思った。

アルツハイマー型認知症3
脳室拡大型アルツハイマーというものがある
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あまり、この話に言及した医学書を見たことがないが、正常圧水頭症でもないのに脳室が大きくてアルツハイマー型認知症の皮質萎縮がめだたない患者がいる。

正常圧水頭症(NPH)のCT読影の基本(脳室のサイズよりも脳溝が消されていることが重要)を知っていればNPHと誤診せずにすむ。脳室のサイズは個人差があるわけだし、先回説明したようにアルツハイマーは側脳室体部がたらこになって、CMIが30%近くになってNPHと似ていることが多い。

彼は5年半通院しているアルツハイマーで、現在レミニール12mg×2、メマリー15mg、ウインタミン6mg夕、リントン0.5mg夕を処方している頑強な81歳である。デイサービスは週3回で易怒もなく、夜間安眠でうまくいっている。

初診時を振り返ると、アリセプトが2年間続き不変だったという。飲酒はせず、運転でときどきぶつけると言っていた。それからすぐに発売されたばかりのレミニールにスイッチし、ずっと長期飲めている。いまだに尿失禁なし、すり足歩行なし。もちろん運転は5年前にやめてもらっている。

レビー小体型認知症1
脳室拡大型レビー小体型認知症
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1年前に遠方から初診し、半年ごとに診させてもらって1年経過後に改訂長谷川式スケールが24.5から14.5に低下していた。

1年前から夜に幻視が出はじめ、昔は大声の寝言があり、いまも小さい声の寝言はある。声は昔から小さいそうだが、最近声の力が弱くなっているという。尿失禁はなく、ワイドべースでもなく、パーキンソニズムもない。鉛管様筋固縮でもない。

改訂長谷川式スケールは遅延再生が4点で、数字関係が1/4のレビーパターンである。CTを見ると、驚くほど脳室が大きい。第三脳室も大きいが、第三脳室だけ大きいPSPとは違う。脳梁角は鈍角であり、とても画像的にNPHの証拠があるわけでもない。海馬萎縮はシルビウス裂より先行しており前頭側頭葉変性症(FTLD)の片鱗はない。画像的にはアルツハイマーなのだが。

こういう患者を診ると、とまどうばかりである。無症候の立派な脳室は、もともと先天的に脳室が大きかった人ではないのかという考えにも至る。

アルツハイマー型認知症4
脳室拡大型大脳萎縮と軽度正常圧水頭症の共存という読影はできるのか?
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2年通院している76歳女性。最近は車いす使用で老けてみえる。海馬萎縮が3.5+でまずもってアルツハイマーを疑わないといけない冠状断での景色である。水平断では側脳室はちまきでありCMI33%といえば普通は文句なしのNPHレベルのビッグサイズ。よく見ると後角のほうがやや大きく、アルツハイマーを否定しない。

水平断の頭頂部では、しっかり脳溝が伸びているようではあるが、矢状断の小脳スライスに池が存在し、脳梁角は80度なのでやはり正常圧水頭症の存在は否定できない。そんな考察で、NPHのにおいを嗅ぎつけてゆくのである。彼女が若ければ、脳外科にコンサルトしてもよいだろう。この方は、グルタチオン点滴に反応していたので、今回NAC3カプセルを推奨しておいた。

アルツハイマー型認知症5
アルツハイマーセットで普通に改善
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アルツハイマーの中核症状にはドネペジル、陽性症状にグラマリール。これが基本である。NewフェルガードLA粒2個も服用しているので、長期的にも安心である。改訂長谷川式スケールは上昇した。万が一ドネペジルが効かなくても、そこそこ保ってゆく可能性が高くなるであろう。


LPC症候群2
シンメトレルロケットの過剰に注意
遠方から通っているPSPであるが(74歳)、非常に病勢をとどめているというか改善してきている。地元(無実践医県)でコウノカクテルを打ってくれる医師が見つかったのが大きいし、娘の判断でアマンタジン75mg×2を50mg×1に落としたのがよかったという。

アマンタジンは1回50mgでは水のようで何もよくならない薬と言うイメージが強い。そこで朝昼の不均等高用量投与を発案し、成果を上げたのだが、原因不明のだるさや食欲不振をおこすことがある。

今回、アマンタジンを減らしたことで動きがすごく速くなったのだという。食事に2時間かかっていたのが1時間に短縮し、しかも完食。現在、リバスタッチ4.5mg、ドパコール100mg×3、プレタール50mg朝、ウインタミン4+4mgを処方中である。異食や落ち着きのなさ、語義失語といったPick complexを示している。フェルガードはLA粒を1-1-0、100Mを1-0-1使っている。110とは朝1、昼1という意味である。

この娘さんは、県内で点滴をしてくれる医師を探し6人に断られた結果、白土医師経由で県内に打ってくれる医師を探し当てた。コウノメソッドをプリントアウトして渡し、医師を育てた。これだけの努力をする娘さんは、今回誇らしげに改善した母親を連れてきたのである。(5937)

LPC症候群3
KONO cocktailが効くCBDもいるのだろうか
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遠方から来られた方だけに、点滴でものすごく早く歩けるようになったのは、うれしいかぎりだった。しかし、点滴前にCBDを予想しただけに、こんなに効いていいのだろうかと逆に診断に不安になった。もちろん地元ではCBDとは診断されていない。

いすれにしても、CBSと思わしき方もグルタチオン2600mg、シチコリン250mg(本来はMSAに使う組み合わせ)が効いたという希望が出てくるので、やってみてはどうであろうか。

今日のスキー軍団
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スキー軍団は、圧倒的に女性で、圧倒的に股関節疾患である。しかし彼女は脊柱管狭窄だった。鑑別診断に先入観はよくないが、短時間勝負の開業医は、確率の高いものから問診したほうが効率がよい。私もまず、股関節が悪いですかと聞いてみたのである。たまたま違ってはいたが、そうですと言われる確率が9割である。

コウノメソッド医療者 今年33人目の実践医が誕生(神奈川)
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神戸の講演を見てくれた先生だと思います。公開実践医へのチェック表が9月8日に配信され、9月末日まで返事を待っていましたが、返事のない先生は、一時的に未公開にするため、残念ながら日本地図からからかなりの実践医のお名前が消えます。ですから新規の先生を期待します。ぜひ、右上にあるコウノメソッド医療者申込用紙のバナーをクリックしてエントリー願います。

あとがき
友人がぽつりと言いました。お前もいままでずっと突っ走ってきたからなあ、少しやすんだらどうかと。そうします。

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コウノメソッド実践医会 10月20日受信
先生のブログを毎週楽しみにしておりましたが、最近は更新がなく、直近のブログの最後に、しばらくお休みするような記載があったので、どうされたのかと思っておりました。私はコウノメソッドに助けられている立場です。私は現在療養病棟に勤務しており、老衰であってもできる限り食べられるように処方を工夫し、サプリメントも使用している次第です。
 山口県長門市に実践医を求人しているとの記事を読みました。情報大変ありがとうございました。心強いです。先生が再び元気に復帰されることを願っております。


コウノメソッド実践医会 10月20日受信
河野先生、いつもお世話になっております。これまで認知症治療の改革(コウノメソッド)を真面目に取り組んで来られることは、我々コウノメソッド実践医が一番よく理解していると思います。また、小生のような素人が認知症のみならず神経難病も含め診断・治療に携わることが出来るようになってきたのも、他でもなく河野先生のお蔭だと常日頃感謝致しております。

これからも揺るぎない信念でコウノメソッドを日本のみならず世界に発信し、認知症診断治療のレベル全体を引き上げられるように、微力ながらも先生を応援し続けたいと思っております。まずは、あまり無理をなさらずに、お体とご健康を大切になさってください。

コウノメソッド実践医会 10月15日受信
河野先生 私は全く無力な存在ですが、自分にできることを精一杯やり、そして先生のことを弟子の一人として心からお支えします。

私も、そして他の実践医も同様と思いますが、先生が考案されたマニュアルというよりも、河野先生そのものに惚れているんだと思います。私も、先生の患者さんに向かう姿勢を心から尊敬しており、先生のようになりたいと日々頑張っているところです。

ですので、先生の鋭い文章にはいつも感謝しておりますし、またブログでの厳しい発言もありがたいと感じています。とにかく、頑張ります。何かあればご指示下さい。実は誠に勝手ながら、実践医会なるものを正式に立ち上げたいと、I先生とも議論を始めたところです。

コウノメソッド実践医会 10月15受信
いつもエネルギシュなブログを読むのにやっと付いて行っている状態の私ですが、日常の診療や何時か現れるであろう、まだ診たことのない症例の勉強になっています。

この度、施設や診療所の処方箋を受けて頂いている薬剤師さん達から「ほとんどの薬剤師達はコウノメソッドを知りません。ですから、11月頃に薬剤師向けの講演をして欲しいです。」と依頼がありました。その数、なんと20名位!で1時間30分位になる予定です。

何とかコウノメソッドを理解して頂きたいと思って一応は受けたものの、相手は薬の専門家の薬剤師の上に、人前で長時間話すのが苦手で本心はびびりまくっています。コウノメソッドに興味 を持っている薬剤師向けのスライドを(コウノメソッドの基本的考え方と薬剤師への期待等で1時間30分位の物がありましたら)お借りできないでしょうか?宜しくお願いいたします。

→(回答)薬剤師さんにびびる必要はありません。むしろ、用法用量通りに処方すると高齢者はうまく治せないという現場の事実をありのままに伝えてください。薬剤師用スライドを伝送します。

コウノメソッド実践医会 10月21日受信
今後ブログの発信をお止めになり、お疲れのことかとお察しします。
先生のお蔭で私も非力ながら介護者や患者さんに喜んで頂ける機会に恵まれました。これからも精進しなければと思っています。
毎週のブログは量が多くて読み込むのが大変でしたが先生からお尻をたたかれているようで必死な気持ちで読んでおりました。
ブログが無くなると怠けてしまいそうです。すぐにとは申しませんが、せめて隔週でも月1回でも良いですから更新して頂けないでしょうか?
先生の御事情が十分つかめていないので無理なお願いかもしれませんが・・。お疲れが癒されてからで結構ですからお願いできれば幸いです。 

認知症治療研究会1
東北支部会開催さる(10月23日)


本日、第1回東北支部会を開催しました。

河野先生のビデオメッセージでキックオフとし、その後私(松嶋)から教育講演、そして事例検討と進みました。
事例検討は3つでした。実践医の長谷川先生から一つ、あとは看護師さんと介護さんが一つずつです。
参加者の背景が幅広かったこともあり、盛り上がりました。とても良かったです。

認知症治療研究会の特徴は、何と言っても懐の深さです。医師以外の職種も豊富で、また一般市民も加わっていることが大きな特徴といえます。今回はそれを遺憾なく発揮できた支部会だったんじゃないかと自負しています。

東北支部会は、堅苦しくなく気楽な会として、今後も緩やかな連携を軸に進むことにしました。
当面、私が事務局をつとめます。 

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実践医通信(11月25日)
プライマリケア医の私が脊髄小脳変性の歩行を改善できた

前回の点滴療法研究会の席でご相談させていただいた脊髄小脳変性症の症例について、その後の経過報告です。
70歳、脊髄小脳変性症6型の確定診断がでている方です。

症状は歩行障害(おそらく失調性、屋内かろうじて伝い歩き可)、認知機能低下無し(HDS-R 27/30)、軽度の構語障害あり、異常発汗あり、起立性低血圧なし。
9月16日よりグルタチオンとビタミンCの投与を開始しました。患者希望もあり、およそ2週間毎の投与です。
傾眠や認知機能低下がないのでシチコリン、ソルコセリルは追加していません。
① G1600mg+VitC 2g 明らかな効果なし。
② G2400mg+VitC 1.5g 体動が楽になり、体幹の筋肉痛が軽減、前向きな気持になり家事がやりやすくなった。
③ G2800mg+VitC 1.5g 前回の効果に加えて、異常発汗の消失が見られた。

以降は③のメニューを継続中で、現在5回目まで投与しています。②以降はすべて5分程度のワンショット静注です。
4回目の投与直前の診察では投与前よりも歩行スピードが改善し、歩きはじめの出足もスムーズでした。
患者にも喜んでもらえており、今後も2週間毎の投与を継続してきます。

これからもコウノメソッドを中心に勉強を続けながら、患者さんたちに喜んでもらえる医療を行っていこうと思っています。

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